皆様、こんにちは。リストクラッチ式ショーイチでございます。
今回は2021年(令和3年)製作の映画、燃えよ剣についてご紹介していきます。
最後までお付き合いの程、よろしくお願いします。
さて、こちらの映画は歴史小説の大家、司馬遼太郎(しばりょうたろう)の同名小説が原作であり、新撰組の鬼の副長の土方歳三が主人公です。
この燃えよ剣という作品は
1966年(昭和41年)にも映画化されており、主演の土方歳三役は栗塚旭さんでしたが、今回は元V6の岡田准一さんが土方歳三役を務め、さらには殺陣まで担当しております。
岡田准一さんは、SP(セキュリティポリス)を題材にした映画、SPなどで激しいアクションを披露したり、2014年(平成26年)の大河ドラマ、軍師官兵衛では主役の黒田官兵衛を演じ、土器山の戦いでの合戦シーンや升毅さん演じる石川源吾との壮絶な一騎打ちを演じるなど演劇に対しての真摯さが現れているので今作には打ってつけの方だと愚考します。
とここまで、岡田准一さんの話をしてきましたが、そろそろ映画の内容について一部をご紹介しましょう。
物語は、土方歳三が最期の戦いの地である五稜郭にて土方歳三自身の恋人である柴咲コウさん演じるお雪に、
自身が歩んできた過去を振り返りながら語るシーンから始まります。
土方歳三の故郷である多摩において生涯の盟友である鈴木亮平さん演じる新撰組局長、近藤勇やHey! Say! JUMPの山田涼介さん演じる、沖田総司との出会い。
新撰組結成のきっかけになった髙嶋政宏さん演じる尊王派浪士、清河八郎の浪士隊結成からの経緯から伊藤英明さん演じる、新撰組の筆頭局長であった芹沢鴨の乱暴と粛清。
みぶろと、京の人たちから馬鹿にされていた新撰組の名を一躍、轟かすことになった池田屋事件。
その後の戊辰戦争の緒戦である鳥羽伏見の戦いにおいての惨敗から、近藤勇との永遠の別れまで土方歳三自身のターニングポイントとなった出来事を振り返りながら物語が進んでいく訳であります。
ここからは個人的な感想を振り返っていきます。
まずは、時代考証が進んだ影響で新撰組の代名詞である浅葱色のダンダラを鳥羽伏見の戦いまで着てないことです。
そもそも史実でも着ていたのは池田屋事件前後であり、それ以降は上下が黒で統一された恰好をしていたのでその点を含めれば史実に沿っているなと歴史ファンを唸らせるには申し分ないでしょう。
二つ目に感じたことは、映画の上映時間の影響か物事が淡々と進んでいくな。ということです。
筆者自身、新撰組の映像作品に関しては2014年(平成16年)の大河ドラマ、新選組!や2011年(平成23年)のNHKBS時代劇、新選組血風録など連続ドラマでしか見たことがなかったので、一つ一つの事柄が濃厚且つ、細かく描かれているのに慣れていました。
その点を含めて鑑賞するとこの燃えよ剣という映画はある意味、新鮮な気持ちで見られたので良かったな。と私は思います。
さて、ここまで偉そうに振り返ってきましたが、皆様もご覧になってはいかがでしょうか。
今回も最後までお付き合い下さり、ありがとうございます。次回もお楽しみに。
(寄稿)リストクラッチ式ショーイチ
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